少量散布

■ 最も好ましいハウス内防除機とは

  1. 無人散布であること。
    [利点]
    • 作業者が直接農薬を吸ったり、浴びることがなく消毒できる。
  2. 煙霧粒子が超微粒子であること。
    粒子の大きさ・・・落下粒子径2~5μ程度
    [利点]
    1. 無人散布が出来る・・・1ヶ所から広面積の消毒が出来る。
    2. 施設内空間の消毒・・・施設内(作物はもちろん柱・ビニール・空気等)すべてを消毒。
    3. 作物が農薬で汚れない。
  3. 散布する水が少量ですませられること。(少量散布)
    [利点]
    1. 湿度過上昇抑制効果→消毒しても、ハウス湿度が上がらない。
    2. 省資源・省力
    散布法の呼称 散布量(10a当り)
    HV(ハイボリューム)方式 一般慣行散布 50L以上
    LV(ローボリューム)方式 少量散布 600mL~50L
    ULV(ウルトラローボリューム)方式 極小量散布 600mL以下
    ※ハウス内の少量散布の場合:3L~7L/10aが基準。
    200L以上/10a 動噴の場合
    200L以上/10a
    5L/10a ハウススプレーの場合
    5L/10a
  4. 農薬との適合性が良いこと。
    1. 色々な登録農薬が使えること。
    2. 熱による分解がないこと。(常温煙霧)
      ※有機物農薬・抗生物質農薬は、熱に弱い。
    3. 散布機が農薬で腐蝕しない材質を使用していること。

■ ハウススプレーの微粒子化法

ハウススプレーの場合は、圧縮空気を利用した有気噴霧方式を採用し、独自開発の特殊構造であるアリミツエアーアトマイジィンクノズル(特殊二流体常温煙霧ノズル)により超微粒子を発生させることができます。

■ 超微粒子発生原理と構造

超微粒子を発生させるために、圧縮空気を渦状に音速で膨張させることによって粒子を小さく(ノズル噴霧口付近で12μm以下、落下粒子径で2~5μm)する構造になっています。

超微粒子発生原理

■ 超微粒子散布による特性

粒子は球形をしていますが、わかりやすく説明するため立方体で考えてみます。

立方体 一辺1mmの立方体
容積 1mm3
被覆面積 1mm2

この立方体の縦、横、高さをそれぞれ10分割します。一辺0.1mmの立方体に分割し並べる。

一辺0.1mmの立方体 容積 1mm3
被覆面積 10mm2

したがって同じ容積のものでも分割することによって広い面積をおおうことができる。逆に言えば同じ面積をおおうには小さく分割すれば少ない容積で可能になる。

これを球体におきかえても、同じようなことが言えます。

したがって粒子を小さくすることによって、被覆面積は増加し、より均一に粒子を附着させることができ、作物には死角なしで農薬を散布できることになります。

動噴の附着粒子 ハウススプレーの附着粒子
動噴の附着粒子
(150~300マイクロメートル)
ハウススプレーの附着粒子
(2.5~3マイクロメートル)

水滴(粒子)の粒径と落下の関係

粒径
(マイクロメートル)
3mの高度から地上に
落下するまでの時間
落下速度
(m/秒)
風速1.3m/秒,3mの高度から地上に
落下するまでに飛散する距離
5 67分30秒 - 5,500m
33 1分33秒 0.034 125m
100 11秒 0.28 15m
200 4秒 0.73 5.8m
500 2秒 2.0 2.1m
1,000 1秒 1.8 1.5m
1マイクロメートル(1μm)=1/1000mm
  • ハウススプレーの発生する粒子径は平均12マイクロメートル
    落下粒子径は平均5マイクロメートル以下
  • 動噴による粒子径は150~300マイクロメートル

水滴(粒子)の粒径と落下の関係

■ アリミツハウススプレーの特長

  1. 少量散布法(LV法)です。
  2. 常温煙霧法です。
  3. 無人散布です。安全防除で省力化
  4. 経済的で操作も簡単です。
  5. 登録農薬を散布します。
  6. 品質が向上します。作物の汚れが減少します。